【七夕賞】マイネルサーパス得意の舞台で重賞初制覇だ 高木師「順調に調整」

 「七夕賞・G3」(12日、福島)

 マイネルサーパスにとって、福島は“悪童”を返上した思い出の地だ。3戦目の東京未勝利戦を制したが、ゴール手前で左右に蛇行。降着こそ免れたものの、癖馬の印象を強く残した。

 その次戦が福島のきんもくせい特別。あえて早めに抜け出すことは避け、後方待機からまくる作戦に。これがはまってゴール寸前で鮮やかに差し切り、軌道に乗った。

 昨夏のラジオNIKKEI賞は2着。前走の福島民報杯は、勝負どころからひとまくりして完勝。福島では3戦2勝、2着1回とパーフェクト連対を果たしている。4歳を迎えて「だいぶ気性的には良くなってますよ」と高木師は成長を認めつつ、「あまり早く先頭に立つとフワッとする面はまだある。返し馬では必ず、ゴール板を見せるようにしているんです」と抜かりない対策を取ってきた。

 6月上旬に帰厩。1週前追いは美浦Wでニシノデイジーと併入した。師は「順調に調整してきましたし、動きはまずまずですね」と合格点を与え、「使い込むと気分を害するところがあるので、休養明けの方がいいかも」とリフレッシュ効果にも期待。得意の舞台でタイトル奪取なるか。

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