【鳴尾記念】パフォーマプロミス復活V ユーイチ安田記念へ弾み

 ラヴズオンリーユー(右端)との追い比べを制したパフォーマプロミス(中央)=撮影・石湯恒介
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 「鳴尾記念・G3」(6日、阪神)

 福永騎乗のパフォーマプロミスが、2019年の天皇賞・春3着以来、1年1カ月ぶりの実戦で復活V。10番人気の低評価に反発し、18年アルゼンチン共和国杯以来となる、3つ目の重賞タイトルを手にした。

 最内枠から好スタート。中団のインに取りつくと、左横に断然1番人気のラヴズオンリーユーの姿を見ながら追走する。最後は直線で抜け出したこの2頭のマッチレースとなり、ゴール前は首の上げ下げ。写真判定の結果、8歳馬が底力を発揮して鼻差の接戦をモノにした。

 “きのうの友はきょうの敵”。先週のダービーをコントレイルで制した鞍上は、同じ矢作厩舎のオークス馬を退けてしてやったり。「最後(伸びて)来てくれたので、一生懸命鼓舞し続けて。それによく応えてくれました。ゴールした時は分が悪いと思ったけど、馬が頑張ったからこそ運を引き寄せられたと思います」。度重なるケガに泣かされ続けた古豪の奮起をたたえた。

 福永は日曜にインディチャンプで安田記念連覇を目指す。「正直、きょうは自信がなかったけど、いい競馬ができた。あしたもいい波に乗っていければ」。狙うはアーモンドアイの首一つ。ますますさえ渡るユーイチの手綱さばきに注目だ。

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