【ボート】菊地孝平 鮮やかなまくりで制覇 G1は12回目のV
「ウェイキーカップ・G1」(28日、多摩川)
2号艇の菊地孝平(41)=静岡・82期・A1=が鮮やかなまくりを決めて優勝。賞金1000万円を獲得した。今年2回目、同大会は09年以来2回目の優勝。G1は12回目のV。2着に毒島誠、3着に杉山正樹が入り、3連単は3万6290円の波乱となった。
菊地がコンマ11の快Sから、迷いなくジカまくりを決めた。「狙い通り。瓜生さんを差すのは難しいと思っていた。Sもひっくるめて110点のレース」と会心の笑顔だ。
節間、気象条件に左右された足が「朝から仕上がりが良く、結構な確率で勝てるのでは、と思っていた」と良化していた。「調整を外さないよう気をつけていた」と集中していた。前節、蒲郡のG1・東海地区戦に優勝戦1号艇で2着に敗れた悔しさも晴らした。
コロナウイルスまん延で、優勝戦は無人のスタンドを前に行われた。「寂しいですね。いつもはたくさんのファンの方が声援して、手を振ってくれる。どれだけありがたいことかと実感できました」と感謝の思いを口にした。