【東京新聞杯展望】府中巧者レッドヴェイロンが決める

 「東京新聞杯・G3」(9日、東京)

 東京マイルに抜群の適性を見せるレッドヴェイロンが中心だ。18年NHKマイルCでは9番人気で3着に食い込み、波乱を演出。1000万下、3勝クラスも同舞台でV。前走のキャピタルSでは不良馬場も苦にせず、しっかり伸びて2着を確保した。重賞初制覇を決めるならここだろう。

 キャピタルSは6着に敗れたサトノアーサー。降雨の影響で極端な道悪馬場となり、持ち味の切れを全く生かせなかった。それでも勝ち馬から0秒3差なら、悲観する内容ではない。3歳時にはダービーまで駒を進めた実力馬。1年ぶりとなったポートアイランドSでもいきなり2着し、改めて能力の高さをアピールした。良馬場なら反撃必至だ。

 条件戦を目下3連勝中と、勢いに乗って重賞に挑むヴァンドギャルド。2歳時に東スポ杯2歳S3着など、早い段階から高いポテンシャルを示していたが、休養を経てパワーアップ。ここにきて完成の域に近づいてきた印象だ。4連勝で一気の重賞タイトル奪取も十分に考えられる。

 美浦の名門・藤沢和厩舎が送り出すレイエンダ。前走のマイルCSこそ15着と大敗したが、2走前の富士SではG1馬ノームコアに際どく迫り、半馬身差の2着。力はある。昨年はエプソムCを勝って重賞ウイナーの仲間入りを果たしており、ここは巻き返しに期待したい。

 マイルCS7着から参戦するクリノガウディー。18年の朝日杯FS、昨年の中京記念で2着とG3なら地力上位。前進は確実だ。昨年のヴィクトリアM2着のプリモシーンも反撃に虎視たんたん。

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