【POG】新馬戦総括26日 ヴォートルエロー低評価覆すV 外国産馬も接戦制す

 先週日曜日は中山、京都、小倉の3競馬場で計3レースが行われ、中山では江田照騎乗の9番人気ヴォートルエロー(牡、父スクリーンヒーロー、美浦・田村)が勝ち、波乱を演出。京都では外国産馬マートルフィールド(牡、父シユーニ、栗東・矢作)がデビュー戦を白星で飾った。

 中山6R(ダート1800m)は、江田照騎乗のヴォートルエローが、9番人気の低評価に反発するように、直線で力強く抜け出して新馬Vを決めた。序盤は先行馬2頭を見る形で3番手を追走し、勝負どころから2番手に進出。直線に向いて、逃げ馬をパスして先頭へ踊り出ると、あとは後続を突き放す一方。最後は5馬身差をつける強い勝ちっぷりだった。勝ちタイムは1分56秒3。2着は6番人気のパラスアテナ、さらに4馬身差の3着には2番人気のブライトオーシャンが続き、1番人気のリライトザスターズは11着。3連単は24万3880円の波乱となった。江田照は「上手に競馬してくれました。ダートでいい走りをしますね」と振り返った。田村師は「何となくダートで行きたいなと考えているが、勝ったから選択肢が広がった」と先を見据えていた。(採点・★★★☆☆)

 京都6R(芝1600m)は、2番人気の外国産馬マートルフィールドが、1分37秒5のタイムで初戦を勝利で飾った。スタート直後はやや後方の位置取りとなったものの、向正面で徐々にポジションを押し上げ、4角では前を射程圏にとらえて直線へ。先に抜け出しを図った7番人気クロワドフェールとの激しいたたき合いを頭差制してVゴールを決めた。勝ちタイムは1分37秒5。坂井は「能力の高さは感じていました。ケイコではコントロールの難しいところはありましたが、レースでは見せなかったですね。これからが楽しみ」と、さらなる活躍を見込んでいた。(採点・★★★☆☆)

 小倉5R(芝1200m)では、西村淳騎乗の3番人気ヴェントヴォーチェ(牡、父タートルボウル、栗東・牧浦)が1分11秒1のタイムで新馬勝ち。好スタートから2番手に控えると勝負どころで逃げ馬をかわして先頭へ。直線は外から迫る1番人気ゼツエイ(2着)との一騎打ちとなったが、最後まで抜かせることなく半馬身差をつけてフィニッシュした。西村淳は「すごくいい馬。まだまだ体に余裕があったので、さらに良くなってくると思います。スピードのある馬ですし、これからの成長が楽しみです」と今後の活躍を期待した。(採点・★★☆☆☆)

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