ウインベイランダー梅花賞へ ヴァルナはクロッカスS有力(18日POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 

 3日間開催は栗東・寺島厩舎が5勝の固め打ちで一気に全国リーディング首位へ。まずは先週、走った3歳馬3頭を振り返りたい。

 11日の京都未勝利戦(芝2200m)は、ゴールドシップ産駒のウインベイランダー(牡)が14番人気の低評価を覆して逃げ切りV。レースを振り返って、師は「今の京都の(力を要する)馬場は合っていた。上がりもしっかりしてきたし、いい勝ち方だった」と満足げ。次走は2月1日の梅花賞(京都、芝2400m)を予定。「これからもっと良くなると思うし、次も楽しみ」と手応えをつかんでいた。 

 13日の京都1勝クラス(ダート1400m)は、ソングオブザハート(牝)が好位追走からゴール前でグイッと伸びて差し切りV。今後について、師は「初戦は渋った馬場だったからね。いい馬場なら芝でもやれると思うし、芝・ダートを含めてこれから考えていきたい」と話した。昇竜S(3月8日・中京、ダート1400m)、ファルコンS(3月14日・中京、芝1400m)、フィリーズレビュー(3月15日・阪神、芝1400m)あたりが候補になっている。 

 シンザン記念で逃げて5着に粘ったエピファネイア産駒のヴァルナ(牡)について、師は「ワンターンならやれると思っていた。鞍上がうまく折り合いをつけて運んでくれたし、早めに踏んで行って最後までよく粘っていた。もうひと踏ん張りだったね」と手応えをつかんだ様子。次走は2月1日のクロッカスS(東京、芝1400m)が有力。「軽い馬場ならさらにやれそうだし、勝ち鞍のある東京なら」と期待を寄せた。

 シンザン記念2着のプリンスリターン(牡、栗東・加用)は放牧へ。次走はニュージーランドT(4月11日・中山、芝1600m)、アーリントンC(4月18日・阪神、芝1600m)のどちらかになりそうだ。7着ルーツドール(牝、栗東・藤岡)も放牧に出して立て直しを図る。師は「はっきりとした敗因は分からないが、(能力的に)あんな馬ではない。立て直して、またいい走りを見せたい」と前を向いた。

 放牧中の阪神JF4着ウーマンズハート(牝、栗東・西浦)は武豊でチューリップ賞(3月7日・阪神、芝1600m)から始動。師は「レースの約1カ月前に帰厩をする予定です」と話した。 

 5日の京都新馬戦(芝1800m)を制したルビーカサブランカ(牝、栗東・須貝)は2月2日のセントポーリア賞(東京、芝1800m)へ。12日の京都新馬戦を勝ったエイシンシャンツェ(牡、栗東・中尾)は2月9日の京都1勝クラス(ダート1200m)を目指す。(馬三郎栗東支局・塩手)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス