オレンジペコ、成長放牧へ「先々が楽しみ」(11日POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 ホープフルSはコントレイル(牡、栗東・矢作)が4番手から抜け出て完勝。無傷3連勝でG1を制し、JRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた。次走は皐月賞(4月19日・中山、芝2000m)へ直行の予定となっている。 

 今年最初の京都新馬戦(ダート1400m)を制したのはマジェスティックウォリアー産駒のオレンジペコ(牝、栗東・武英)。3番手から直線で抜け出すと、最後は5馬身差をつけてV。師は「いいところで流れに乗れた。道中はフワフワしていたが、スムーズな競馬でいい勝ち方をしてくれた」と笑顔で称賛。飛躍が期待されるが「当初は3カ月前にデビューを予定していたが、途中で肩の出が悪くなり放牧に出して立て直した。まだカイ食いが細くて、ビシビシやれないところもある」と慎重な構えを見せる。今後については「いい素材でクラスが上がってもやれそうだけど、もう少し体質を強化していきたい。大事にしていきたい」と放牧に出して成長を促すことになった。「馬体がしっかりしてくれば芝でも走れそうだし、先々が楽しみ」と期待を寄せた。 

 6日の京都新馬戦(ダート1800m)は2番手から脚を伸ばしたリュクスウォリアー(牡、栗東・平田)が、2着馬を差し返して初勝利。首差の接戦に、師は「いい根性を見せてくれた」と安どの表情。次走は2月2日の京都1勝クラス(ダート1800m)を予定している。

 6日の京都1勝クラス(ダート1800m)を制したヴォルスト (牡、栗東・宮本)は放牧へ。次走は伏竜S(3月28日・中山、ダート1800m)、鳳雛S(5月24日・京都、ダート1800m)あたりになると思われる。(馬三郎栗東支局・塩手)

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