コントレイルが最優秀2歳牡馬 矢作師「通過点」

 「2019年度JRA賞」の受賞馬選考委員会が7日、東京都港区のJRA六本木本部で行われ、想像以上の“圧勝劇”で、ホープフルS覇者コントレイルが最優秀2歳牡馬に輝いた。朝日杯FSを制したサリオスとの一騎打ちムードとみられた同部門。ともに戦績は3戦3勝で、事前には接戦を予想する声もあったが、終わってみれば197票対77票と120票もの大差がついた。

 阪神3歳Sが牝馬限定戦の阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)になった91年以降、朝日杯FS(00年まで朝日杯3歳S)の勝ち馬以外が受賞するのは初の快挙。矢作師は「クラシックに一番直結するレースだと思うホープフルSから、初めて選ばれたというのがうれしいし、評価したい」とコメントした。

 2走前の東スポ杯2歳Sを5馬身差で圧勝。勝ち時計1分44秒5は従来の2歳コースレコード、2歳芝1800メートルのJRAレコードをそれぞれ1秒以上更新するという驚異的なものだ。投票権を持つ記者が多い関東圏で、続けて圧倒的なパフォーマンスを見せたことはもちろん、所属厩舎など、記者それぞれの好みが大きく反映された結果と言っていいだろう。

 前走後は4日に鳥取県の大山ヒルズに放牧へ。今後は皐月賞(4月19日・中山)に直行する方針だ。「最優秀2歳牡馬は通過点でしかありません。今後はクラシックに向け、何とか成長させていきたい。距離が課題なのでしっかりと調整したい」と気を引き締めた師。G1連勝へ-。さらには、12年のディープブリランテ以来のダービー2勝目に向け、連勝街道を走り続ける。

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