【阪神JF】関東馬3年ぶりVだ マルターズディオサ3連勝で決めるぞ!

 「阪神JF・G1」(8日、阪神)

 連勝で勢いに乗るマルターズディオサは5枠9番。枠順を確認した手塚師は、もう1頭のオータムレッドが隣の4枠8番枠に入ったのも見て「う~ん、逆が良かったなあ。マルターズディオサの方が偶数枠が欲しかった」と苦笑い。それでも、すぐに気を取り直して「ずっとゲート練習はやっているし大丈夫でしょう」と前向きに話した。

 ここ2戦の勝ちっぷりは目を見張る。未勝利戦では出遅れてほぼ最後方からの追走になったが、最後の直線で内から鋭く抜け出した。続くサフラン賞は中団のやや後方でスムーズに折り合い、中山の急坂も克服して最後まで力強い伸び。首差で退けた2着マジックキャッスルが次のファンタジーSで2着に入り、改めてレベルの高さを証明した。「まだまだ良くなると思う。今までウチにいた走る馬と共通するような雰囲気があります」とトレーナーも潜在能力を評価する。

 6日朝に美浦を出発して阪神競馬場へ移動。事前発表馬体重は438キロ(前走時440キロ)だったが「1日滞在して体重は戻るはず。問題ないでしょう。体重以上に大きく見せるタイプだから」と指揮官は意に介さない。並んだ時の勝負強さは特筆もの。16年ソウルスターリング以来の関東馬Vへ、期待は高まるばかりだ。

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