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【チャンピオンズC】クリソベリル古馬一蹴で不敗砂王 川田はJRAダートG1初V

 「チャンピオンズC・G1」(1日、中京)

 恐るべき無敗の3歳馬クリソベリルが、歴戦の古馬勢も撃破。デビューから無傷の6連勝として、ダート古馬・G1では史上初となる無敗戴冠を成し遂げた。ゴール前はゴールドドリーム&インティの間を割って伸びる強気の競馬。レースレコードで、ジャパンダートダービー(大井)に続くダート界のビッグレースを制した。レース後、陣営は来年の海外遠征を表明した。一昨年の覇者で、1番人気のゴールドドリームが首差2着。逃げた3番人気のインティが3着に粘った。

 これまでダート界でしのぎを削ってきた古豪猛者の壁を、3歳の若武者クリソベリルが鋭い刃を切り入れ、見事に突き破った。無傷の6連勝。レースレコードで、完全なる世代交代に成功した。

 「スタートを上手に出てくれたし、とてもリズム良く走ってくれました。最後は両サイドが素晴らしい馬で、なかなか前に出ることは難しかったが、自分で抜け出してくれました。改めて強いと思いました」と、川田はパートナーを称賛した。

 道中は逃げたインティの直後で息を潜め、直線ラスト100メートルでは、外から伸びるゴールドドリームとの間に鼻先を突っ込ませた。ここからが無敗馬の真骨頂だ。優れたパワーと勝負根性を発揮すると、両G1馬の間を割って出た。

 主戦にとっても二つの壁を乗り越えた。まずは今年のJRA・初G1。2着5回、3着4回と惜しいレースが続いていた。「勝つという結果を得られず、申し訳ないと思っていた。ここでクリソベリルが勝ったことを、ありがたいと思います」と胸をなで下ろす。

 もう一つがJRA・ダートG1の初優勝。地方のビッグレースは数多く勝っているが、中央は不思議と縁がなかった。これらをクリアしてくれたのは「圧倒的なポテンシャルがある」と、絶大な信頼を寄せる最強のパートナーだ。JBCクラシックを制したチュウワウィザードの主戦でもあったが、既に夏の段階で、クリソベリルへの騎乗を決めていた。

 「堂々とした乗り方をしてくれたし、着差以上の強さがあった。前走後の2カ月で、すごく成長したね」と音無師は目を細める。暮れの東京大賞典には使わず放牧へ。2週間のうちに、今後の指針を表明する見込みだ。

 「フェブラリーSは距離が短いし、ここまで来たら、春は海外へ行くしかないかな、と思う」と世界を視野に入れる。アメリカか、ドバイか、サウジアラビアか-。いずれにせよ、この無敗の3歳馬には、限りない夢と可能性が詰まっている。

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