“アドマイヤ”オーナー・近藤利一氏死去 77歳、がん 友道師「土曜から急に…」

 「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一オーナーが17日早朝、大阪市内の病院で亡くなったことが明らかになった。77歳だった。今夏にがんであることを公表。闘病生活を送っていた。

 84年に馬主資格を取得。98年朝日杯3歳S(現朝日杯FS)のアドマイヤコジーンでG1初制覇を飾ると、翌年にはアドマイヤベガで日本ダービーを勝利した。JRA・G1は13勝。海外でも07年にUAE・G1のドバイデューティフリー(現ドバイターフ)をアドマイヤムーンで、14年には豪G1のコーフィールドCをアドマイヤラクティで制した。

 一昨年のセレクトセールではディープインパクト産駒の牡馬「イルーシヴウェーヴの17」を国内セール史上2位となる5億8000万円(税抜き)で落札するなど、レース以外でも話題を提供してきた。規定では故人の馬主名義変更には1カ月の猶予期間がある。香港マイルに出走予定のアドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道)など、所有馬の動向はその間に決められる。

 同馬を管理する友道師は「先週の金曜までは電話で話せるくらいお元気でしたが、土曜から急に悪くなって…。今週水曜にお見舞いに行きました。その時は会話はできませんでしたが、私が来たことは分かってくれていました」と状況を説明。「遠征は予定通り。オーナーのためにも頑張りたい」と語った。

 なお通夜、告別式などの日程は未定。

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