【セレクトセール2019】1歳セリ史上最高額タイ3億6千万円出た!近藤利一氏落札

 「セレクトセール2019」(8日、ノーザンホースパーク)

 初日は1歳馬239頭が上場され、“アドマイヤ”で知られる近藤利一氏が「ミュージカルウェイ18」を1歳セリ史上最高額タイとなる3億6000万円で落札。羽振りの良さを見せつけた。また新規馬主の姿も目立ち、計21頭が1億円超えを記録するなど会場は大いに盛り上がった(※価格は全て税抜き)。

 1億円からスタートしたセリは、次の一声で1億5000万円へ。セリ人のコールが1000万円単位で上がり、アッと言う間に2億円に。全姉に15年の牝馬2冠馬ミッキークイーンを持つ「ミュージカルウェイ18」(牡、父ディープインパクト)を巡り、セリは一気に白熱した。

 最終的に3億6000万円で落札したのは“アドマイヤ”で知られる近藤利一氏だ。11年1歳セリで記録したラストグルーヴに並ぶ最高価格に、同馬を管理する予定の友道師は「セリ市の下見から見て、三拍子そろった馬だった。何よりも気性の良さですね」と絶賛した。姉はマイルから2400メートルまで幅広い距離をこなしたが「1800メートルから2000メートルくらいが良いと思いますが、大舞台で活躍してもらわないと。そういう馬になれるように」と将来像を描く。

 近藤オーナーは「馬体など、馬の選択は調教師に任せている」とトレーナーの相馬眼を信頼。「G1を勝つ馬になってほしいね」と期待を寄せた。

 他にも09年ダービー馬ロジユニヴァースの半弟にあたる「アコースティクス18」(牡、父ドゥラメンテ=5000万円)など、この日は計4頭を落札した。種付け数が減ったことでディープインパクトやキングカメハメハの子にレアリティが増し、さらには今秋の消費税アップを見越した駆け込みもあってか活況だった令和初のセレクトセール。羽振りの良さを見せつけた名物オーナーがひときわ存在感を放っていた。

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