【エ女王杯】クロコスミア三度目の正直だ 2年連続首差2着…今年こそ頂点へ

 「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)

 もう銀メダルはいらない。2年連続で首差2着と涙をのんだクロコスミア。6歳を迎えた今年も元気いっぱいで、その実力に陰りはない。今回も自らのスタイルを貫き、“三度目の正直”で悲願のタイトル奪取に挑む。

 今年こそ女王の座を-。17、18年と2年連続で銀メダルに泣いたクロコスミアが、“三度目の正直”に挑む。「2年続けて首差の惜しい競馬。牝馬同士なら能力は通用するし、何とか今年は、という気持ちはあるよ」と西浦師も力を込める。

 すんなりと前々で流れに乗った時の強さは、これまでの成績が示す通りだ。6歳となった今年も、春のヴィクトリアMで好位からしぶとく3着に食い込んだように、まだまだ力の衰えは感じられない。

 6日に行われた最終追い切りは、栗東坂路でしまい気合をつけられ4F55秒0-39秒9-12秒8の時計をマーク。指揮官は「追い切りの動きは良かった。ここまで順調に来ているね。1週前もしっかり追っているし、使ったことで、この中間の状態は上がっているよ」と笑顔で順調ぶりをアピールした。

 騎乗予定だった戸崎圭が、4日の浦和・JBCレディスクラシックで落馬負傷。急きょ藤岡佑に乗り代わりとなったが、「特に心配はしていないよ。癖のあるタイプではないし、どんなジョッキーでも不安はない。道中うまくこの馬のリズムで走ることができればいい」と前向きだ。

 府中牝馬S→エリザベス女王杯は、これで3年連続同じローテーション。今年も徹底先行型は見当たらず、展開面では有利な立場となりそうだ。前々でリズム良く運び、勝負どころから絶妙スパート-。今年こそ、先頭でゴールするシーンが見られるかもしれない。

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