【秋華賞】クロノジェネシスが悲願のG1制覇。ファンタジーは8着惨敗

秋華賞を制したクロノジェネシス(右)=京都競馬場(撮影・佐藤厚)
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 「秋華賞・G1」(13日、京都)

 春のうっぷんを晴らした!4番人気のクロノジェネシスが、ついに3歳牝馬の頂点に立った。

 ビーチサンバがコントラチェックと競り合うように他馬を引き離して逃げた。前半の1000メートル通過が58秒3の速い流れ。これら先行馬群を見る格好の6、7番手と、序盤は絶好のポジション。直線残り200メートル過ぎで、抜け出しを図るダノンファンタジーの外からこれを軽くパス。最後は懸命に迫るカレンブーケドールを楽々と2馬身抑えた。

 1分59秒9のタイムで、ようやく欲しかったG1タイトルに手が届いた。阪神JF2着、桜花賞3着、そしてオークスも3着。それ以来となった今回はプラス20キロの馬体で挑んだ。デビューからコンビを組み続けてきた北村友一騎手にとっても、最高の勝利となった。「“きょうは勝つんだ”という気持ちで乗っていました。後手だけは踏みたくなかったし、ダノンファンタジーを前に見ながら理想的なポジションでした。4角の反応も良かったし、いつでも追いだせる手応えだった。自信を持って追いだしました。ここまで変わることなく乗せていただいて(関係者には)感謝しています。運が良かったです。もちろんクロノジェネシスにとっても、ボクにとっても大きな1勝だし、これを励みに頑張っていきたい」と喜びをかみしめた。

 2着には2番人気のカレンブーケドール、3着には後方から追い込んだ10番人気のシゲルピンクダイヤが入った。1番人気のダノンファンタジーは、速い流れを好位で追いかけたのが影響したか、直線失速して8着に沈んだ。なお、2番のメイショウショウブが取り消している。

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