【クイーンS】フロンテアクイーン堂々最先着 シャープな動きでゴール前ひと伸び
「クイーンS・G3」(28日、札幌)
昨年の2着馬フロンテアクイーンが24日、三浦を背にシャープな動きで態勢を整えた。札幌芝でオウケンスターダム(5歳1勝クラス)、ボスジラ(3歳1勝クラス)と併せ馬を行った。直線は両馬に挟まれるような形で、ゴール前はグイッとひと伸び。5F64秒5-36秒1-11秒8をマークし、最先着を果たした。
手綱を取った三浦は「スムーズな動きでした。ギアチェンジのコンタクトを確かめたかったのですが、スムーズでしたね。いい感じの追い切りだったと思います」と仕上がりに太鼓判を押した。
2走前の中山牝馬Sで待望の重賞初制覇。勢いに乗って挑んだ前走ヴィクトリアマイルは15着と大敗した。「馬場も速かったし、ワンターンで忙しい競馬になった。今回はコーナー4つ。自分のリズムで走れれば、このメンバーでも十分やれると思っています」と鞍上は改めて期待する。
G3は9戦1勝、2着5回、3着1回で、馬券対象から外れたのは2回だけ。持ち味の堅実さを最も発揮しやすい舞台なのは間違いない。