【函館2歳S展望】レッドヴェイパーが世代最初の重賞ウイナーへ

 「函館2歳S・G3」(21日、函館)

 函館の新馬戦を勝ち上がったレッドヴェイパー。2番手を追走し、反応鋭く先頭へ立つと、後続の追撃を抑えてV。1頭になってソラを使ったため、ゴール前で詰め寄られたが、抜け出す際の瞬発力は非凡な能力を感じさせた。2、3着馬が次走で勝ち上がっており、レースレベルも高い。世代初の重賞ウイナーの座に最も近い存在だ。

 期待の新種牡馬キズナ産駒のビアンフェは、出遅れが響いてデビュー戦を落としたが、2戦目はスタートを決めて先手を奪うと、直線で二枚腰を発揮してV。順当に勝ち上がった。異父姉は15年の当レース覇者ブランボヌールで、2歳時から活躍する血筋。父に初の重賞タイトルをプレゼントするか。

 センスあふれる立ち回りでデビュー戦を完勝したパフェムリ。好位のインから直線の入り口でうまくさばいて、逃げ馬をパスすると、一気に弾ける好内容だった。420キロ台の小柄な牝馬だが、決め手は重賞通用の器。牝馬優勢の傾向からもマークは外せない。

 新馬戦を逃げ切ったイーサンティラノ。好発からハナを奪うと、セーフティーリードを保ったまま後続を完封。スプリントG1で2勝を挙げた父ローレルゲレイロ譲りのスピードを発揮した。直線でフラフラするなど、気性面に課題はあるが、速力は無視できない。鞍上にルメールを配すタイセイビジョン、新種牡馬エピファネイア産駒のスマートカーリーも押さえたい。

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