【ボート】桐生順平が住之江・太閤賞を制し、通算9回目のG1優勝

 「太閤賞・G1」(14日、住之江)

 絶好枠で人気を背負った桐生順平(32)=埼玉・100期・A1=がトップSタイを決めて逃げ切り快勝。2月の関東地区選(平和島)以来となる通算9回目のG1制覇となった。田村隆信、湯川浩司が2、3位に入った。

 さすがは一昨年のグランプリ覇者。ボート界をリードしている桐生が優勝戦も大いに躍動した。展示同様に進入は枠なりの3対3。インからコンマ11のトップタイのSを決めると、対戦相手に何もさせない圧勝劇を演じた。「ボートのおかげだと思う。掛かりがすごくて、出足が仕上がっていた。最近はリズムが悪かったので、この優勝はすごくうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 この優勝で賞金ランキングは4位まで浮上。6年連続でのグランプリ出場が視野に入ってきた。「前回の桐生周年の優勝戦でペラの方向性がつかめたのが大きいですね。また年末(グランプリ)に住之江に来れるように、これからも精いっぱい頑張りたい」と、次節の多摩川でのSG・グランドチャンピオンを含めて奮闘することを約束した。

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