【ボート】福岡オールスターカウントダウンコラム6

 「ボートレースオールスター・SG」(21日開幕、福岡)

 福岡といえば、吉川元浩にとって思い出の地。2007年12月にグランプリ初出場で黄金のヘルメットを戴冠した水面だ。兵庫支部の期待の新星と話題になりながらも、11年目の35歳でグランプリ優勝と同時にSG初制覇。当時は「かなり遠回りした感じ」とピットで男泣きして感動を呼んだ。

 あれから11年半。今回はSG連続優勝を目指し、福岡へ乗り込むことになった。3月のクラシックで、2回目のSG制覇。やはり11年3カ月という時間をかけ46歳で再び頂点に輝いた。「肉体的には、若い頃よりも正直なところ落ちている。それでも今はエンジンを出す技術、ペラの感覚がある。体力は落ちていても、心の部分で上回っていると思いたい」と培ってきた技量と経験に自信をみせる。

 福岡では、18年6月の周年記念でG1優勝も手にしている。優勝戦はインの毒島誠が、岩瀬裕亮の4カドまくりに抵抗したところを、5コースから全速まくり差し。波乱のV獲りを果たした。一般戦でも2回の優勝経験があり、福岡の水面相性は抜群だ。

 現在は「初めての経験」という賞金ランク首位を快走中。もちろん目標は年末の1億円バトルだ。「昨年は久しぶりにグランプリに出て、悔しい思いを味わった。最後の6人に乗らないとダメだと思った」と賞金トップでの出場を狙っている。そのためにもオールスターで完全燃焼。平成最後のSGを制した吉川が、令和最初のSG獲りを誓う。

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