川島“お手馬”ミエノサクシードで久々のG1参戦

 令和になって初めての京都開催となった4日、1Rを勝利したのが川島信二騎手(36)=栗東・フリー=騎乗のゴッドバンブルビー(牝3歳、栗東・飯田祐)。9番人気での鮮やかな差し切りVに場内が沸いた。

 川島が振り返る。「令和一発目でしたし、素直にうれしかったです。でもそれ以上に、オーナーや生産者の方々の期待に応えられたことがうれしかった。飯田祐史先生に至っては、明弘(故・元調教師)先生の代からのつながりがあって乗せていただいてますから。感謝しています」。

 余勢を駆って、今週のヴィクトリアマイルでは久々のG1参戦。コンビを組むミエノサクシードもまた、川島と縁の深い一頭だ。叔父の佐々木完二氏が当歳セレクトセールで購入したが、同馬のデビューを前に急逝。その後、現オーナーの里見美惠子氏に引き継がれ、主戦として全26戦中19戦で手綱を取ってきた。

 16年秋華賞(8着)以来、コンビで挑む2度目のG1。舞台は東京のマイル。「ゲートが遅いけど、促して中団には取り付きたい。折り合いをつけて直線勝負へ。追い比べでどこまでやれるか」。人馬ともに、決して“器用”とは言えない。だが、ロマン派にとっては、夢のあるドラマを期待したくなるコンビだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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