【競輪】清水悔し…2着「泣くのが1日、早かったですね」
「日本選手権競輪・G1」(5日、松戸)
脇本雄太(30)=福井・94期・SS=が最終ホーム8番手から豪快にまくって優勝。G1では1998年オールスターの山口幸二(引退)、日本選手権では86年の滝沢正光(引退)以来となる完全優勝を達成。優勝賞金6500万円(副賞含む)とKEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)の出場権を手にした。2着は清水裕友、3着には菅田壱道が入った。
清水は惜しくも2着に敗れ、悔しそうに引き揚げてきた。最終2角からスパートして、まくり切ったが、優勝した脇本にその上をまくられた。「展開が絶好すぎて、少しちゅうちょしてしまった」と反省したものの「脇本さんとゴール前で勝負ができた」ことに手応えを感じていた。最後に「泣くのが1日、早かったですね」とポツリ。準決1着で涙を流したことで、勝利の女神に見放されたようだ。