【フローラS展望】ウィクトーリアが主役を演じる

 「フローラS・G2」(21日、東京)

 500万下を鮮やかに逃げ切ったウィクトーリアを主役に指名。休み明けで12キロの馬体増だったが、発馬を決めてハナに立つと、後続に2馬身差をつける圧勝劇を演じた。新馬V後は控える競馬で結果が出なかったが、現状では逃げの形がベストと言える。母は08年の秋華賞馬ブラックエンブレム。母の背中を追って樫の舞台へと駒を進めたい。

 近5年で3連対と好ステップの君子蘭賞組。今年の勝ち馬フェアリーポルカも有力だ。これで3戦2勝だが、敗れた一戦も若駒Sの3着。牝馬にはまだ先着を許しておらず、牡馬のトップ級相手に好勝負を演じてきた力は侮れない。父ルーラーシップという血統背景から、直線の長い東京への舞台変わりはプラスに働きそうだ。

 ミモザ賞を勝ち、2勝目をゲットしたエアジーン。勝負どころから押っつけ通しになったが、ハービンジャー産駒らしい持続力を発揮して残り1Fで先頭に立つと、2着馬との一騎打ちを首差抑えた。デビューから3戦は全て中山だが、まだ瞬時に反応できない面があるため、広々とした東京の方が合う印象が強い。切符獲得が濃厚だ。

 若竹賞で首差2着のフォークテイル。異父兄に重賞4勝のアルバート、叔父に重賞3勝のインティライミを持つ血統馬。休み明けでも要注意。ジョディーはG1を除けば重賞戦線で4、3、5着と健闘。上位圏内だ。

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