【大阪杯】キセキ進化 久々の美酒へ…陣営「いい枠を頂いた」

 「大阪杯・G1」(31日、阪神)

 1年5カ月ぶりのG1勝ちへ、準備は整った。キセキが4枠6番から栄冠奪取へと踏み出す。「一番気掛かりだったのはエポカドーロがどの枠か。“逃げもある”と聞いているので、その外で良かった。ジョッキーをやっていた経験上、この方が競馬しやすい。エポカが行けば、それを見ながら先行する形でリズムを崩さず。いい枠を頂いたと思う」と清山助手は元騎手の目線から分析して、納得の表情でうなずいた。

 昨秋は川田を背に王道路線を歩み続けた。毎日王冠3着、天皇賞・秋3着、JC2着、有馬記念5着。結果、勝てなかったが、どれも負けて強し。存在感を示した。「ユウガ(川田)が自信を持って乗って、キセキの走りを引き出してくれる」と鞍上に絶大な信頼を寄せる。

 休養明けだが、仕上がりも万全。29日は栗東坂路で4F61秒7-14秒7の微調整を終え、「落ち着いていた。体調がいい」と出来の良さを強調する。事前発表馬体重の518キロにも「攻めるなかでやることが実になって、パワーアップしている。馬体にボリュームが出ていて、当日もプラス体重だろう。パドックで見ると驚かれると思う」と進化した姿を誇らしげにした。

 「やることはやったからね。手応えがある」。17年菊花賞馬が昨秋のうっぷんをまとめて晴らす。

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