【阪神大賞典】リッジマン躍動感十分 庄野師は手応え「良くなっている」

 「阪神大賞典・G2」(17日、阪神)

 昨年のステイヤーズSを制したリッジマンは13日、CWで単走追い。馬なりながらも、力強い動きで好仕上がりをアピールした。得意の長丁場で巻き返しを図る。

 軽快な脚さばきで好気配を伝えた。リッジマンは、栗東CWで加藤(レースは蛯名)を背に単走。直線は外ラチ沿いを弾むように駆け、4F51秒2-37秒1-12秒4の数字以上に、躍動感十分だ。

 見届けた庄野師は「馬なりで軽く促す程度。先週長めからしっかりとやっているしね。予定通り。休み明けは緩めの馬だけど、追うごとに動きは良くなっているよ」と手応えをにじませる。

 前走の有馬記念は12着に敗れたが、「G1だしね。中山2500メートルも向かなかった。道中のペースがこの馬向きじゃなかったね」と冷静に分析する。得意の長丁場に戻るここで、巻き返しを狙う。

 地方のダート5F戦でデビューし、中央移籍後、5歳暮れに重賞初Vを飾ったたたき上げ。「心肺能力は高く、追い切りのあともすぐに息が入る。年齢を重ね、折り合いも口向きもコントロールしやすくなった」と成長を実感する。

 大目標は天皇賞・春(4月28日・京都)で、「そこに向けていいレースを」と指揮官。充実一途の6歳馬が、2つ目のタイトルを手に入れ、日本長距離界の頂を目指す。

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