“フユコク”でブレーク横山武飛躍の春へ

 3年目のブレークと言っていいだろう。先週終了した小倉競馬で10勝を挙げ、開催リーディングを獲得した横山武史騎手(20)=美浦・鈴木伸。トップを確定させた3日の12R(ジャコマル)を制した瞬間を「最高の気分でした」と笑顔で振り返った。

 昨年の同開催は55鞍に騎乗して2勝だったが、今年は56戦10勝と大きく飛躍した。「去年より経験値が増えたことが大きいと思っています。精神面はまだ未熟者ですが…」と謙虚に自らを分析。肉体的な鍛錬も成果として表れている。最近は話題の体幹トレも取り入れている。「トレーナーに見てもらい、自分の目指す乗り方に、必要な筋肉をつけるためのトレーニングに取り組んでいます」と明かした。

 今後の目標を「勝敗にかかわらず、もっとレース内容を濃くすること」とキッパリ。「チャンスは絶対に回って来る。その時に力を発揮するためにも、一つ一つのレース内容を今より濃くしないと」と前を向いた。“フユコク”での勲章を手に、飛躍の春へ-。若手のホープはさらなる活躍を誓った。(デイリースポーツ・刀根善郎)

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