【競輪】古性優作が静岡記念を連覇 近畿作戦で最終BS番手まくり
「たちあおい賞争奪戦・G3」(26日、静岡)
開催最終日の12Rで行われ、古性優作(28)=大阪・100期・S1=が、最終バックから番手まくりで優勝。静岡記念連覇を果たした。G3優勝は通算5回目。2着は後位の南修二、3着は東口善朋で近畿勢が上位独占した。
満を持してスパートした古性が、連覇のゴールを駆け抜けた。稲毛の打鐘先行に応えて、最終バック番手まくりで優勝を手にした。
勝因は近畿の結束力。先陣の稲毛後位は古性-南の大阪コンビ。稲毛と同県の東口が4番手を選択したことで、ラインの厚みが増した。「地元のような応援をしてもらい、うれしかった。自分だけでは勝てないし、本当にラインのおかげ」と古性は感謝しきり。最終2角からまくりを狙った渡辺-桐山、3角で外を踏んだ浅井-吉田の反撃を封じ、南の差しも寄せつけなかった。
「昨年も村上義弘さんに助けてもらった。これから先輩方に恩返しできるような走りをしたい」と3場所後に控えるG2・ウィナーズカップ(3月21~24日、大垣)に照準。念願の初ビッグタイトルを目指して、快進撃を続ける。