24回目のドバイWC、馬インフルの影響が心配
「魁!海外馬券塾」(13日)
過去2年、米国のペガサスワールドCの結果は3月のドバイワールドCにリンクしてきた。一昨年にはアロゲートが両レースを制し、昨年はウエストコーストが両レースで2着に入っている。
今年のペガサスワールドC勝ち馬シティオブライトと、1番人気で3着だったアクセラレイトはすでに引退したが、2着シーキングザソウル、4着ブラヴァーゾ、5着オーディブル、6着ガンナヴェラと上位勢が軒並みドバイ参戦の意志を示しており、例年通り層の厚い米国勢がドバイワールドCの中心になる見込みだ。
地元勢ではノースアメリカが前哨戦のアルマクトゥームチャレンジのラウンド1、2を連勝しているが、この馬は昨年のドバイワールドCでは最下位に敗れており力不足の印象。昨年の覇者サンダースノーは3月9日のラウンド3(ダート2000メートル)から本番へ向かう。今年で24回目を迎えるドバイワールドCは、過去に連覇をした馬は一頭もおらず、史上初の偉業に挑むことになる。
ただ先週、イギリスで発生が確認された馬インフルエンザはドバイにも影響が及びそう。他国への馬の移動が制限される可能性があり、毎年ドバイワールドC開催に多数が出走するイギリス勢の動向が心配されている。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)