幸が実戦復帰!今週は京都で14鞍「痛みはないし、楽しみしかない」

 “競馬界の鉄人”がターフに帰ってくる。昨年11月11日の京都6Rで落馬し、右肘を開放粉砕骨折した幸英明騎手(43)=栗東・フリー=が、2日から実戦騎乗を再開する。全治約半年の診断だったが、約2カ月半での復帰。「言われていたより早く戻ってこられて良かったです。復帰を楽しみにしてくれている方にまずは元気に乗る姿を見せ、ひとつでも上の着順を目指したい」と目を輝かせた。

 当初は曲げ伸ばしにも激痛が伴うほどだった。自身の早く治したいという希望に応え、担当の理学療法士が、通常は一日1時間のリハビリを、午前3時間、午後4時間に延長。必死に向き合ってくれた。先輩である小牧太の園田競馬時代の師匠・曾和直榮元調教師の息子で、兵庫県尼崎市で「そわ鍼灸接骨院」を営む栄司総院長が、無償で自宅に足を運び、硬くなった体をほぐす施術もしてくれた。

 「周りの方に助けられて復帰できた。結果を出すのが一番の恩返し」と気合は十分だ。先週から調教にも復帰し、「痛みはないし、楽しみしかない」と力強い。土日は京都で14鞍を予定。JRA史上最多となる4度の年間1000回騎乗(10、12、15、17年)を誇るタフガイは、感謝の気持ちを胸に再び躍動する。(デイリースポーツ・大西修平)

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