【きさらぎ賞】アガラス 3頭併せで豪快走 初コンタクト戸崎圭とウマが合う?

 「きさらぎ賞・G3」(2月3日、京都)

 東スポ杯2歳Sで鼻差2着に惜敗したアガラスが30日、美浦Wで新コンビ・戸崎圭を背に力強いフットワークを披露。素質馬とともに、古賀慎師は先週の愛知杯(ワンブレスアウェイ)に続く2週連続の重賞Vを目指す。

 初コンビの戸崎圭を背に、軽くウオーミングアップを済ませたアガラス。美浦Wに入り、僚馬スカテナート(3歳未勝利)、トーセンヴィータ(4歳500万下)を大きく先行させてスタート。青鹿毛の雄大な馬体を躍動させながら、徐々にペースアップ。直線では最内からパートナー2頭に迫ると、馬なりながらも最後まで集中力にあふれる走りで併入した。タイムは5F68秒8-40秒1-13秒0。

 初めてコンタクトを取った鞍上は「手応え十分ですね。レースの映像を見て大体のイメージはつかんでいましたが、まだ体の緩いところがありますけど、力もあって素晴らしい馬です」とスケールの大きさに感心。前走の東スポ杯2歳Sで鼻差の勝負を演じたニシノデイジーが、続くホープフルSで3着。4着に負かしたヴェロックスも若駒Sを快勝。ハイレベルなメンバーと互角の戦いを演じた能力の高さを、改めて認識した。

 ところが、それ以上に好感触を得たのが古賀慎師。普段はややテンションの高いタイプだが、戸崎圭が騎乗すると「非常に落ち着いていた」と言う。「いつも馬場入りの時はうるさいのに、きょうはジョッキーが乗ったらおとなしかった。メンタル面が成長しているのかもしれないけど、合っているのかな、と感じました」と、相性の良さをつかみ取った様子。

 27日にも美浦Wで3頭併せを行い、強めに追われて5F67秒0-38秒7-13秒0をマークしており、仕上がりに関しては万全と言っていい。無限の可能性を秘めた素質馬が、初タイトルを手中にしてクラシック戦線に名乗りを上げる。

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