【ボート】若林将が江戸川大賞V 3回目のG1優出で初優勝
「江戸川大賞・G1」(31日、江戸川)
開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の若林将(35=東京・96期・A1=が、コンマ05の快Sを決めて逃げ切り、優勝賞金900万円を獲得した。G1は3回目の優出で初制覇、通算14回目の優勝。2着に福来剛が続いて東京勢でワンツーフィニッシュ。3着には新田雄史が入った。
ゴールの瞬間、右の拳で小さくガッツポーズを決めた。若林が2005年5月のデビューから14年目にしてG1初優勝。「選手生活の目標が地元G1タイトルだった。達成できてうれしい」と、感無量の面持ちだ。
2コース福来のコンマ00のトップSに「緊張して早く起こしてしまった。やっちゃったかな」と、焦ったのは一瞬。自身も「勘通りでした」という快Sで1Mを冷静に先マイ。3号艇の海野康志郎が1Mで転覆するアクシデントもあり、そこから先は独り旅だった。
「2日目にペラを叩いて、舟がしっかり返って来るようになった。レース足が良くなった。3日目に3号艇で1着になって、すごい良くなった感覚があった。そこからは微調整でした」と、優勝までの道のりを振り返った。師匠・石渡鉄兵の無言の教えもあった。「正月開催で走ったとき、完全優勝した石渡(鉄兵)さんに見せてもらったペラの雰囲気を覚えていた。プラスになった」と、感謝した。
2節後には平和島でG1・関東地区選手権が控える。「リズムはいいと思うし、優勝目指して頑張ります」と、気合を入れた。表彰式後は、選手仲間からG1制覇の水神祭で祝福された。




