アエロリットはフロリダ遠征の開拓者となるか

 「魁!海外馬券塾」(16日)

 貨物便の運行状況から推測すると、ペガサスワールドカップターフ・米G1(26日・芝約1900メートル)に出走するアエロリットは、日本時間の16日夜に米国のガルフストリームパーク競馬場に着いたと思われる。美浦トレセンからの所要時間は30時間程度だろうか。

 米国に遠征した日本馬は隔離の下に置かれるが、その方法は州によって大きく異なる。厩舎棟一つを日本馬だけに与えられて他馬とは完全に接触を断たれたこともあれば、隣の馬房に地元馬が入っていて、一体どこが隔離かと思う環境だったこともある。フロリダ州はどうだろうか?1頭で遠征しているアエロリットの精神面を考えれば、なるべく他の馬の気配を感じられる場所のほうが好ましいと思う。

 米国は大レースを行う競馬場であっても、パドックや装鞍所が狭くて危険を感じる場所もあるが、ガルフストリームパーク競馬場は馬の通るエリアはどこも広く安全に作られている。燦々(さんさん)とした日差しが注ぐ、とても雰囲気の良い競馬場だ。アエロリットの結果次第では、今後も日本馬の遠征がたびたび見られるようになるのではないか。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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