【有馬記念】レイデオロ王者の風格 藤沢和師「充実」オーラが違う!

 「有馬記念・G1」(23日、中山)

 威風堂々-。今のレイデオロには、この言葉がピタリと当てはまる。決戦を翌日に控えた22日早朝、きれいに整備された美浦坂路を、レイデオロは気分良さそうに駆け上がった。力強い踏み込み、真一文字に推進できるバランス。軽い足慣らしでも、やはり他馬とは放つオーラが違った。

 藤沢和師がモニター越しに見届ける中、駆け抜けたタイムは4F60秒0-14秒5。師は「この秋は充実した体調でいられている。だいぶ丈夫になったな」と、大きく成長した姿に目を細める。

 歯がゆい走りが続いた今春を乗り越え、迎えたこの秋。完全復活を遂げ、2つ目のタイトルを手に入れた。「来年も現役でという強い要望を受けて、ここまで上手に使ってきた。来年に頑張って行けるようにね」。ここは王者として圧倒的な存在感を示し、来年のさらなる進化につなげたいところだ。

 「順調だよ」-。いつもと変わらぬ師のひと言。だが、有馬記念を3度も制した名伯楽の言葉は重みが違う。平成最後の有馬記念、やはり主役を張るのはこの馬しかいない。

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