香港勢強力も日本馬に勝機あり

 「魁!海外馬券塾」(5日)

 4年ぶりに、香港国際競走に出走する外国馬が集まる国際厩舎に来ている。今年の遠征馬は4レースで計24頭。世界の名馬たちが一斉に調教に向かう場に立ちあえる喜びは、初めて参加した時から変わらない。やはり12月は毎年この場にいなければと心から思う。

 この国際厩舎の最大勢力である9頭の日本馬から、一つでも多くの勝ち星が挙がることを願うが、越えるべき壁は高い。前評判では香港マイルは地元馬ビューティージェネレーションが断然の存在だ。昨年の香港マイル、今年春のチャンピオンズマイルの勝ち馬で、実力は疑いようがないものの、前走ジョッキークラブマイルでは直線で外へ大きくヨレる不安定なレースを見せた。王者が隙を見せれば一転して大混戦になり、日本の3頭にチャンスが到来する。

 欧州馬の関係者から、香港Cは日本の牝馬(ディアドラ)を最有力とみているとの話を聞いた。昨年の勝ち馬タイムワープなど地元勢も強いが、ディアドラとサングレーザーがそれらを抑えて上位人気を占める見通しだ。幸い、日本馬9頭は各自思い通りの調整ができているように見える。このまま無事に日曜日を迎えたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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