【マイルCS】藤岡佑&ケイアイノーテックで外国人騎手止める!3歳マイル王良化一途

 大舞台に腕ぶす藤岡佑(撮影・佐藤厚)
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 「マイルCS・G1」(18日、京都)

 外国人騎手の猛威を、今週も藤岡佑介騎手(32)=栗東・フリー=が止めてくれるかもしれない。日本人騎手としてのプライド、そして危機感を胸に、NHKマイルC覇者ケイアイノーテックと挑む淀のひのき舞台。相棒を見事Vへと導き、自らの存在感も示しておきたいところだ。

 11日の京都競馬場で、日本の競馬界の現状を象徴する出来事が起こった。1Rから11Rのエリザベス女王杯まで外国人騎手が実に11連勝。これまでの外国人騎手による同日連勝記録5連勝をあっさりと塗り替え、勝ち星独占まであと“1”に迫ったのだ。

 しかし、日本人騎手にも意地がある。最終12R。必死に馬を追い、記録を11でストップしたのが藤岡佑だった。「いろんな意味でホッとしました。勝たせなければ、という馬であったのはもちろんですが、あの日は落馬事故とかもあって、全体の空気も普通ではなかったですから」と振り返る。一矢を報いることはできた。だが、その程度では満足していない。「危機感を持って臨まなければ」と気持ちを引き締める。これまで以上に強い決意を持って挑む構えだ。

 今秋の淀最後のG1には3歳マイル王ケイアイノーテックで挑む。休み明けの毎日王冠は0秒4差の5着に終わったものの、良化途上での一戦。「悲観する内容ではなかったし、春からの成長は感じました。この中間も順調で、先週目いっぱい追ったことで状態も変わってきた。上積みは見込める」と意気込む。

 昨年は3歳馬のペルシアンナイトがV。17年ぶり4頭目という“金星”だった。「この時期の古馬の一線級に勝つのは簡単ではないと思う。でも、展開とかうまくかみ合えば」。5人の外国人ジョッキーそれぞれが、有力馬とコンビを組む大一番。日本人騎手としてのプライドを胸に、今週も存在感を示すのみだ。

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