【マーメイドS】岩崎&レイホーロマンス 人馬重賞初Vへ フリー転身で決意の一戦
「マーメイドS・G3」(10日、阪神)
何としても重賞タイトルをつかみたい。デビュー6年目の岩崎翼騎手(24)=栗東・フリー=が、レイホーロマンスとのコンビで、人馬そろっての重賞初Vに挑む。
「今の厳しい時代で何度も重賞に乗せてもらえている。永井オーナーや橋田先生には本当に感謝しています。だから、どうしても今回は結果を出したいんです」と力を込める。近3走で重賞に挑戦して2、3、5着と、夢の実現まであと一歩のところまで来ている。
「前走は4コーナーで窮屈に。それにハンデ重賞の方がいいかもしれません」。前走時が416キロと小柄だけに、斤量には敏感なのだろう。今回は前々走の中山牝馬S3着時と同じくハンデ重賞で52キロ。「先週の追い切りに乗りましたが、動きはかなり良かったです。道悪になっても問題ない」。週末の阪神は雨予報。重いハンデを背負う馬が苦にすれば、Vへのパーセンテージはさらに高まる。
自身初の重賞騎乗がマーメイドS(14年)で、2着(コスモバルバラ=13番人気)だった。「今年フリーになって環境も変わりましたし、それだけに勝っておきたいんです」。重賞に恋する岩崎が、ゆかりの一戦で“ロマンス”をかなえるか-。