【安田記念】ペルシアンナイト切れた マイルG1秋春制覇へ力強いフットワーク披露

 「安田記念・G1」(6月3日、東京)

 マイルG1秋春制覇へ、ペルシアンナイトが30日、切れのある動きを見せた。栗東CWで僚馬サトノノブレス(8歳オープン)と併せ馬。道中は0秒7追走する形で、直線は内へ切り込み、力強いフットワークで0秒6先着を決めた。強めに気合をつけられた程度だが、ラスト1Fは11秒7と切れ味を見せつけた。

 手綱を取った川田は「先週よりも動きは良くなっています」と笑顔。同馬とは過去2度コンビを組んでいるが「もともといい馬で期待していました。賢い馬で、こちらの指示に応えてくれます」と素質の高さを絶賛する。

 マイルG1連勝へ向け課題を挙げるとすれば、今年2戦が1800メートルの中山記念、2000メートルの大阪杯と、中距離戦を使ってきたこと。池江師は「久々のマイルに対応できるかどうか。それが鍵になるだろう」と慎重に構える。だが、3歳で昨秋のマイルCSを勝った能力の高さに期待せずにはいられない。「3歳でマイルG1を勝った馬は名馬に育っている。この馬も名マイラーと呼ばれるようになってほしい」とさらなる飛躍を楽しみにしている。

 前走の大阪杯ではスワーヴリチャードの2着に敗れたが、舞台が実績のあるマイル戦なら主役を譲る気はない。「外見上も体に厚みが出たし、やんちゃな面も大人になった。ギリギリまでためると切れる」と師はうなずく。長い直線での切れ味勝負なら負けはしない。仁川の借りは府中で返す。

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