テイエムオペラオー死亡 悲痛の相棒・和田竜二「記憶はいつまでも残っている」

 17日に22歳で死亡していたG1・7勝馬のテイエムオペラオーについて、現役時代の全26戦でコンビを組んだ和田竜二騎手(40)=栗東・フリー=が20日、東京競馬場で思い出を語った。

 訃報は19日の京都競馬場での全レース終了後に聞いたという。「ショックです。突然だったみたいですね。まだまだ元気でいてほしかった。同世代の馬たちが亡くなっていたので心配していたんですが…」としんみりとした表情で語った。引退後は牧場に何度か会いに行き、噛まれたこともあるという。

 1999年の皐月賞でG1初制覇を果たすと、翌2000年には天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念と古馬中長距離G1を総なめ。年間8戦8勝という完全成績で年度代表馬に輝いた。思い出に残る一戦には00年天皇賞(春)を挙げ「完成されたレースだったし、きれいな勝ち方でしたから」と振り返った。

 2001年有馬記念を最後に引退し、昨年キタサンブラックに抜かれるまでは、JRAの歴代最多賞金獲得馬だった。「記憶はいつまでも残っている。思い出は尽きないし、これからも見守っていてほしい。お花を手向けに行こうと思います」と名馬の冥福を祈っていた。

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