【日本ダービー】ワグネリアンが猛時計マーク 汚名返上へ渾身の仕上げ

 「日本ダービー・G1」(27日、東京)

 1番人気の皐月賞で7着。反撃を誓うワグネリアンは栗東CWで3頭併せを敢行。7Fで僚馬を1秒6、0秒8とそれぞれ追走。直線は最内から一杯にたたき出されると、2頭をあっさりかわして、7F92秒8-36秒9-11秒8の猛時計をマークした。

 友道師は「1週前なのでしっかりと追いました。全体時計が速かったし、前半折り合いがついて、追ってからも良かった」と十分な手応えをにじませる。皐月賞時の1週前追いは、同CWで5F70秒3-11秒6を馬なりのソフト調整だったが、大一番を前に火が出るような激しいケイコを消化。まさにこん身の仕上げと言っていい。

 「皐月賞は道悪と展開が向かず、結果こそ7着でしたが、弥生賞時とは違って落ち着きがありました。しかもダメージはなかった。だから攻めることができる」。汚名返上へ指揮官は力を込めた。

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