【VM】加奈子夫人も涙「絆が深まる」
「ヴィクトリアマイル・G1」(12日、東京)
元メジャーリーガー・佐々木主浩氏(45)の愛馬ヴィルシーナ(牝4歳、栗東・友道)が、1番人気に応えて、ついにG1タイトルを奪取。これまでG1では4度の銀メダルに泣いてきたが、念願のG1ウイナーの仲間入りを果たした。佐々木氏にとっても8度目の挑戦で初のG1奪取。待ちに待った歓喜の瞬間に思わず涙をこぼした。
ようやく訪れた歓喜のV。ヴィルシーナがゴールした瞬間に、同馬にロシア語で“頂上”の意味を持つ名を付けた、タレントの(榎本)加奈子夫人(32)の目からは自然と涙がこぼれた。
「以前に勝ったと思って泣いたことがあったし、確定するまではと思っていましたが、泣いてしまいましたね」。ジェンティルドンナに鼻差で敗れた昨年の秋華賞では勝ったと勘違いして泣いてしまったが、今回は正真正銘、喜びの涙だ。「(着順掲示板の)1着のところに(11)番が出てホッとしました」と振り返った。
これまでG1で4度の銀メダル。競馬場に応援に駆け付けて、そのたびに悔しい思いをした。周りからは行かない方がいいのでは、と言われたこともあったという。「きょうは仕事があったため、ギリギリに競馬場へ到着したので、レースの前は間に合わない方が良かったのかもと思いましたが、勝ったと分かった時は本当にうれしかったです」と悪い流れが断ち切れたことに安心する。
しかも、5月9日が二人の結婚記念日だった。「この勝利で夫婦の絆がさらに深まります」と、さわやかな笑顔を見せていた。