【スプリングS】13年目・北村友 大ブレークの予感 レノヴァールと皐月権利獲りへ

 「スプリングS・G2」(18日、中山)

 デビュー13年目にして、大ブレークしそうなムードがある。フィリーズRをリバティハイツで制すなど、先週4勝を挙げた北村友一騎手(31)=栗東・フリー。今年ここまで22勝を挙げて、全国リーディング5位に浮上した。

 「いいスタートは切れたと思いますが、いい馬に乗せてもらっていますから。取りこぼしたレースも多いですしね」と謙虚な姿勢は変わらない。「G2を勝てたわけですし、これで桜花賞に出られる、といううれしさはあります。でもあくまでトライアル。本番は次ですから」とかぶとの緒を締める。

 今週は17日が中京で、18日が中山。新馬戦5着以来の騎乗となるスプリングSのレノヴァールは、前述リバティハイツと同じく高野厩舎の素質馬だ。調教で感触を確かめ、「全然馬が違っている。成長が早いですね。動きが素軽くなっているし、何とか権利を獲って皐月賞に出たい」と意欲を見せる。2週連続重賞Vを決めて、最高の形でG1シーズンへ突入したいところだ。

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