【有馬記念】世界No.1騎手ボウマン「フェアなレースで期待に応えたい」
「有馬記念・G1」(24日、中山)
返り討ちにしてみせる。シュヴァルグランが20日、栗東坂路の併せ馬で3馬身の先着。ジャパンCでG1ホースとなった勢いそのままの活気あふれる走りを披露した。同じ5歳のチャンピオンホース・キタサンブラックはここが引退レース。死に物狂いで有終Vを狙ってくるが、簡単に引き下がるつもりはない。今年の“世界No.1ジョッキー”ボウマンを背に、G1連勝で現役最強を証明する。
-初コンビながらもジャパンCを快勝。
「馬の状態が良かったなかで、レースでもパワーを消耗することなく、折り合って運ぶことができた」
-今回の舞台は中山芝2500メートルに。
「トリッキーなコース。直線が短いにもかかわらず、小回りでカーブがきつい。ただ、私が乗っているシドニーにもこういうコースはある。場慣れしていないわけではない」
-有馬の印象は。
「ファンの方々が出走馬を選ぶ、お祭り的なレース。そこが他の国とは違うし、日本のファンの熱狂度が伝わってくる」
-やはりライバルはキタサンブラック?
「もちろん、一番強い馬だと思う。リスペクトしている。結果としてジャパンCは勝てたが、負けても不思議はなかった。枠が近かったのでマークしやすかったこともある」
-今回もキタサンをマーク?
「枠で変わってくる。まだ分からない。いずれにせよフェアなレースで皆さんの期待に応えたい」