「２歳新馬」（２６日、東京）

３番人気リビーリング（牡、父ヴィクトワールピサ、美浦・萩原）が逃げ切り勝ち。１番枠を生かしてスッと先手を奪うと、道中はスローに落としてマイペースの走り。直線はラチ沿いから馬場の外めに進路を切り替え、後続を１馬身半突き放して押し切った。芝１８００メートルの勝ちタイムは１分４９秒７。叔父に０６年京都記念を制したシックスセンスがいる血統。騎乗したミルコ・デムーロ騎手は「びっくりした。怖かった。逃げていても他馬が来るのを待っているし、直線は物見をしてスタンドを見たり、内ラチの方を見たり。だからノーステッキ。一生懸命走っているけど、ちょっと気持ち悪かった。能力は高いと思う。ただ、乗り難しいね」と課題を口にした。

　なお、２着は勝負どころから唯一勝ち馬に迫って行った２番人気アルビオリクスが入り、さらに首差の３着は６番人気のカラリエーヴァ。単勝１・３倍の１番人気に推されたブレステイキングは痛恨の出遅れ。中団まで取り付き直線で脚を伸ばしたものの、６着に敗れた。