【南関東競馬】セイスコーピオン 復活の重賞V 八木正師「よく走ってくれた」

 「マイルグランプリ・S2」(15日、大井)

 昨年秋に南関東へ転入して重賞を連勝したセイスコーピオンが復活した。手綱を取った高知所属の赤岡修は南関東での重賞2勝目。「勝つことがいい馬に乗せてくださる関係者の皆さまへの恩返しです」と感慨深げに勝利の喜びを語った。

 レースは最内枠から出たレガルスイが引っ張り、1番人気のケイアイレオーネは2、3番手を追走。トロヴァオはケイアイレオーネをマークするようなポジションからチャンスをうかがった。赤岡修は「ケイアイの後ろにいれば必ず道が空くと思っていた。絶対に譲れない位置だった」と振り返った。その思惑通り、直線ではケイアイレオーネと2番人気のトロヴァオの2頭を置き去りにして一気に突き抜ける快勝劇だった。

 台風の影響で川崎所属馬が調教に使用する小向トレセンの馬場が冠水したため、今回の追い切りは大井まで輸送して敢行。管理する八木正師は「この中間は気を遣ったが、よく走ってくれました」と殊勲の愛馬を称えていた。

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