三浦皇成 復帰後初の重賞制覇に感謝…壮絶なリハビリ経て今夏にカムバック

 水曜の美浦トレセンで関係者から「おめでとう」と声を掛けられ、握手を求められていた。先週の武蔵野Sをインカンテーションで制した三浦皇成騎手だ。昨年夏の札幌で落馬して騎手生命を危ぶまれる重傷を負い、1年後の今年8月にカムバック。今回が復帰後初の重賞制覇となった。

 「お世話になった方々に感謝してもしきれないです。休養中は重賞を勝てるなんて思いもしませんでしたから」。度重なる手術、壮絶なリハビリを経てターフに戻り、そして大舞台でのV。この勝利は自分一人で得たものではないと痛感する。

 縁を感じさせる勝利だった。インカンテーションは今夏の札幌で復帰後初勝利を挙げたアグネッタと同じ羽月厩舎の馬。「復帰後の初勝利は今後の騎手人生で大事な勝利になる。羽月先生には本当に感謝しています。その上、重賞でも…」と感謝の思いは尽きない。「また前を向いて、一鞍一鞍を大切に乗りたいです」と目を輝かせた皇成。第2の騎手人生は始まったばかりだ。(デイリースポーツ・小林正明)

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