【菊花賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「菊花賞・G1」(22日、京都)
京都競馬場がある京都府南部の日曜の天気予報は雨。土曜も相当な量の雨が降っており、終日道悪で推移した。当日はさらに悪化しそうな情勢だ。重馬場の芝2400メートルで行われた土曜京都10R古都Sの勝ち時計は、2分33秒0と準オープンの一戦としては非常に遅いもの。スタミナが要求される馬場状態で、タフな消耗戦になることは必至だろう。勝ち時計も過去に例がないほど遅くなりそうだ。
不良馬場で行われた4年前は、上位4頭までを4角4番手以内の馬が占めた。当時よりも馬場がさらに悪化することも考えられるだけに、差し&追い込み勢は相当に厳しい戦いを強いられるだろう。先行馬に狙いを絞っても良さそうだ。
ウインガナドルの押し切りに期待する。3走前のV時が重馬場で、天候不問で力の出せるタイプ。これだけ連日のように雨が降れば、馬場は内外関係なく悪くなりそうで、ロスなく運べる内枠を引き当てたのも好材料と言えるだろう。同型との兼ね合いがポイントだが、番手でも好走歴があるように、自分のリズムで運べれば問題はない。
父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの俗に言う“黄金配合”で、血統的にも、レース当日に予想されるようなタフな馬場をこなすだけのスタミナと力強さを兼ね備えている。前走の新潟記念(4着)で古馬にもまれた経験を生かし、G1タイトルをつかむ。