【秋華賞】ディアドラ 態勢万全をアピール 末脚は数字以上の迫力

 「秋華賞・G1」(15日、京都)

 態勢万全をアピールした。ディアドラの最終リハは12日、栗東坂路で単走。序盤はゆったりと運んだが、残り1F手前で鞍上が腰に差したステッキを抜くと、一気にギアをトップに上げた。4F54秒6-39秒4-12秒3と全体時計こそ目立たないが、末脚は数字以上の迫力があった。

 騎乗した込山助手は「促す感じでステッキを見せて、最後を伸ばした。良かったよ」と好感触を伝える。橋田師も「しまいを追ってくれという指示。時計は思ったよりも遅かったけど、馬場も重たかったからね。反応はいい。すぐに息も入った」と合格点を与えた。

 上半期は桜花賞6着、オークス4着と、あと一歩でG1制覇を逃した。秋は牝馬三冠最終戦の勝利に照準を合わせて調整。師は「本番は内回りのコーナー4つなので、その前のレースもコーナー4つの方を選んだ。賞金的に出られるか分からなかったしね」と、紫苑Sをステップにした意図を説明する。見事に重賞初制覇を飾り、「実績を積んで、確率は高まってきたね」と本番を楽しみにした。

 1週前リハに騎乗したルメールも「体が大きくて、最後に大きなパワーを使える。二千もちょうどいい」と好感触だ。「ミディアム(中くらいの)チャンス」と本音ものぞかせるが、「1番人気じゃないのでノープレッシャー。だけど、とてもいいチャレンジャー。G1を勝てそうな馬」と力強い。新コンビの名手に導かれ、3度目の挑戦でG1タイトルを射止めてみせる。

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