「レパードＳ・Ｇ３」（６日、新潟）

　なんと、１１番人気のローズプリンスダムが完勝。直線鮮やかに突き抜けた。

　道中は好位の内々で末脚を温存。直線残り２００メートル手前で外へ持ちだすと、一気にエンジンに火が付いた。先に抜け出していたサルサディオーネを並ぶ間もなくかわし去ると、１分５２秒９のタイムで重賞初制覇を決めた。

　デビュー２年目の木幡巧にとっても、１２回目の挑戦で初めての重賞Ｖ。「うれしい、興奮してます。いまも夢のようです」と喜びを全開させると、「内でジッとしていました。（前が）あいた時に馬がスーッと行ってくれて。きょうは馬に助けられました」とパートナーに感謝しきり。

　１２番人気の牝馬サルサディオーネが２着。１番人気のエピカリスは好位から進めたものの、直線で進路が狭くなるシーン。それでも最後は３着に盛り返し、何とか馬券圏内は確保したが、３連単は８０万超馬券と荒れた。