【CBC賞】メラグラーナ“力強い” 雨予報気にせず…池添学師自ら納得リハ

 「CBC賞・G3」(7月2日、中京)

 秋のさらなる飛躍を胸に、ここで結果を出したい。メラグラーナは28日、栗東坂路で最終リハ。重い馬場のなか、リズミカルなフットワークで登坂し、態勢を整えた。前走の高松宮記念は緩い馬場に泣かされて10着に終わったが、まだまだ底は見せていない。頼れる戸崎圭を背に二つ目の重賞タイトルを手にするか。

 もう、恥ずかしい競馬はできない。メラグラーナは栗東坂路を単走。管理する池添学師自らが手綱を取り、軽快かつ力強い脚さばきを披露。馬なりで4F53秒5-37秒6-12秒3をマークして最終リハを終えた。

 約2年ぶりに同馬の追い切りに騎乗した指揮官が、汗を拭いながら笑顔を浮かべる。「テンの入りだけ気をつけた。1F目はリズム良く行って、2F目からはジワッと。この馬場でもしっかり弾むように走っていた。左右のブレが若干気になりましたが、(重い)馬場の影響だと思うので」と合格点を与えた。

 前走の高松宮記念。G1初挑戦ながら3番人気に推されるも、緩い馬場に泣かされ10着に沈んだ。今回も雨予報が気になるものの、「開幕週ですしね」と、開催最終週だった前走との違いを強調する。長距離輸送で大幅に馬体が減る傾向のある馬だが「近場の輸送だと、以前は10キロ減でしたが、今は6キロ減で収まる」と輸送の不安も払しょくした。

 素質の高さが光る一方で、2桁着順も多く、成績にムラがあるのも事実。「精神的にもろい。キックバックを嫌がったり、馬群の中でフワフワしてやめる」と課題を挙げた上で、「中団で馬群の外を回すのが理想。分かってくれているジョッキーが乗ってくれますしね」と3度のVに導いている鞍上・戸崎圭に期待を寄せた。秋のスプリント戦線に向けても重要な一戦。ここで価値ある美酒を手にしたい。

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