【競輪】新田祐大が高松宮記念杯を連覇 最終2角からのまくりで圧勝Vゴール

 「高松宮記念杯競輪・G1」(18日、岸和田)

 最終日の11Rで決勝戦が行われ、新田祐大(31)=福島・90期・SS=が最終2角からまくって1着。高松宮記念杯連覇を飾り、優勝賞金2890万円(副賞込み)とKEIRNグランプリ2017(12月30日・平塚)の出場権を獲得した。新田マークの成田和也(福島)が2着。内を突いて吉田拓矢(茨城)の番手を平原康多(埼玉)から奪った山田英明(佐賀)が3着に入った。

 レースは吉田が打鐘前に先行態勢に入り、平原-武田豊樹(茨城)が続く。すかさず稲垣裕之(京都)が村上義弘(京都)を連れて巻き返しにかかる。最終1角過ぎに平原が外をけん制したとき、関東勢後位につけていた山田が空いた内に潜り込み、吉田後位を奪う。前団がもつれて隊列が短くなったところを、8番手に引いた新田が2角から豪快にまくり返して1着。離れながらも成田が2着に続き、吉田後位から切り替えて成田を追いかけた山田は3着だった。

 ヒーローの新田は表彰式で「成田さんとワンツーを決められてうれしいです。作戦はあの通り。成田さんと『自分の力を信じてゴールを目がけて踏み込めばいい』と言っていました」と福島コンビの絆を強調した。

 「この次のG1はオールスター(8月11~15日・平)。北日本勢から優勝者を出せるよう、何としても頑張りたいです」と地元開催のG1に向けて抱負を語り、最後は「たくさんのご声援ありがとうございました。今後のG1、グレードレースは北日本を引っ張っていけるように頑張ります」とファンの声援に応えた。

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