【マーメイドS】荻野極「チャンスに感謝」 2年目の若武者狙う重賞初V
「マーメイドS・G3」(11日、阪神)
ルーキーイヤーの20勝を上回る24勝を先週までにマーク。着実にスキルを上げてきた荻野極が、初コンビとなるバンゴールで重賞初制覇に挑む。
「レースのVTRを確認したのですが、トップスピードになるまでに少し時間を要する印象。ある程度、早め早めに動いていった方がいいのかもしれません。ハンデは51キロと軽いので、どう立ち回るかで結果は大きく変わってくると思っています」。エージェントを介さず、タブレットなどを使ってスケジュールを組むなど、騎乗依頼の管理は自ら行っている。バンゴールの尾関師とも電話で直接コンタクトして、理解を深めた。
今春のフローラS(ピスカデーラ=16着)以来、2度目の重賞トライ。昨年はリラヴァティに騎乗した3年目(当時)の松若がタイトルをつかんだように、マーメイドSは若き才能が花開く舞台でもある。「前走の内容からも楽しみですし、チャンスを頂いた関係者の方々に感謝したいと思います」。託された手綱に覚悟をにじませ、しっかりと誓いを立てた。