【安田記念】レッドファルクス 瞬発力生かす 尾関師「枠はそんなに気にしない」

 「安田記念・G1」(4日、東京)

 昨秋のスプリント王レッドファルクスは3枠6番からのスタートに決まった。自ら抽選器を回した尾関師は「東京のマイル戦なので、枠はそんなに気にすることはないかと。3枠で帽子も赤だし、いいと思います」と冠名との一致を歓迎した。

 3月の高松宮記念3着後、さまざまな選択肢がある中で前走は東京・芝1400メートルの京王杯SCを選択。1Fの距離延長も道悪も問題にせず、上がり3F33秒7の決め手を繰り出して快勝した。「前走の末脚を見て、あと200メートルはいけると。チャレンジする価値があると思いました」と、トレーナーはマイルG1挑戦を決意した理由を明かした。

 マイルに実績がある馬たちを相手にする今回は「最初から最後まで速い流れのレースになると、マイルをずっと走っている馬と比べて、スタミナという意味では負けてしまうかもしれない。1200メートルのような競馬に持っていけるのが理想」と分析。持ち前の瞬発力が生きる展開になるかどうかが、勝敗の鍵とみている。

 9勝中8勝が左回りという典型的なサウスポー。G1を制した末脚を軽くは扱えない。

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